リオンディーズについて考えてみましょう。


リオンディーズは、どれほど強い馬なのでしょうか?

前走の皐月賞は、リオンディーズが作ったバカみたいに速いペースによって、サトノダイヤモンドやマカヒキ、エアスピネルもペースを乱した形となり、結果的に大外からのディーマジェスティの強襲にあってしまいました。
しかし、その中でも、直線の半ばまでヘロヘロになりながらも頑張ったリオンディーズの底力は、見るものがあったのではないでしょうか。

リオンディーズ号
リオンディーズ号

デムーロ騎手が語る。「あれはボクがへたくそ。全然ダメだった。大レースであんな騎乗をしちゃダメ」

ここからは、デムーロ騎手の取材を引用したいと思います。

「あれはボクがへたくそ。全然ダメだった。大レースであんな騎乗をしちゃダメ」
開口一番、皐月賞での自らの騎乗を厳しく論じた。外めの16番枠。直線で4コーナーからゴールに向かって吹く異例の強風。さまざまなファクターがデムーロの判断を狂わせた。「あの日は朝から芝は先行馬が残っていました。それと中山2000mの外枠なので、ずっと外を回されるよりは、ある程度は前につけたほうがいいと考えました。ただ、あんなにペースが速いとは思わなかったんです。1コーナーまで、追い風が強かったでしょう? だから、スピードが上がっても(追い風と相殺されて)あそこまで速いとは感じられませんでした。あとからレースのビデオを見て、自分でも『うわ、速いよ。バカ!』と思ってしまいました(苦笑)。でも、決してあの馬は引っ掛かったわけじゃないんです」
半兄で菊花賞、ジャパンカップを制するエピファネイアもそうであったように、リオンディーズは能力に比例するかのような激しすぎるその気性が課題とも見られていた。しかし、デムーロはその点については首を横に振る。
「確かにデビュー戦はすごく引っ掛かってましたね。騎乗した岩田騎手も大変そうでした。でも、デビュー戦や休み明けのフレッシュなレースではよくあることです。朝日杯フューチュリティーS(1着。2015年12月20日/阪神・芝1600m)はまったくそんなことはありませんでした。休み明けの弥生賞(2着。3月6日/中山・芝2000m)は少し力むところがありました。
リオンディーズがよく誤解されるのは、あの馬はフットワークが大きく、さらにパワーがあるからなんです。他の馬よりも完歩が大きいので、同じようなペースで乗っているつもりでも、それだけ推進してしまう。しかもパワーがあるので、それを制御しようとするのに、見た目には折り合いを欠いているように見えるんです。単に引っ掛かっていただけだったなら、皐月賞ももっとバッタリと止まっているはずです」「リオンディーズはいわゆる“切れる馬”ではありません。長く同じような脚で伸びていくタイプです。シュッとした切れ味だけだったら、マカヒキやサトノダイヤモンドの方が上なんですよ。中山の直線は短く、皐月賞は切れ味のある馬が強いレースです。これは僕も実際に勝って知っています。
弥生賞はそれもあって、皐月賞を意識して騎乗をしたレースでした。中山でどういう脚を最後に使うか。マカヒキがどれくらい切れる馬かを試したんです。ゴール前はマカヒキに差されましたが、休み明けで、前半少し掛かって、それでもあの内容だから皐月賞には自信を持てたんですよ。」
その皐月賞の騎乗ぶりは、同じように早めに先頭に立ってマカヒキに差された弥生賞から何の教訓も得ていない、と否定的な意見が集まるが、超ハイペースを除けば、弥生賞のレース内容から十分に想像できる展開であった。もちろん、弥生賞の走りは勝つことも意識していたはずだが、同時に皐月賞に向けてテストをしたのではと問うと、「そう!」とデムーロは指を鳴らした。
「皐月賞はリオンディーズに有利な展開になるよう考えて、あの位置取りになりました。3コーナーの手前で、逃げていたリスペクトアースの手応えがなくなって、マウントロブソンが近づいてきました。あそこでリオンディーズが引っ掛かった、と言われますが、決してそうではありません。リオンディーズのフットワークを活かすことを考えたときに、リスペクトアースの後ろで我慢するのは窮屈になってしまうので、逆によくないと外に出した。自分が思っていたとおりのペースなら押し切れたと思うんです。だけど、実際はもっと速かった。あと、少し自信を持ちすぎていたかもしれません。大丈夫。少し速いぐらいでも押し切れる、と。4コーナーは本当にすごい手応えで、『このまま勝てる!』と感じていたんです」
しかし結果は4着入線で、直線での進路妨害で5着に降着となる。まったく抵抗できずに、上位3頭にかわされたシーンに失望したファンも多いはずだ。
「さっきも言いましたが、リオンディーズはパワーがすごいんです。多少疲れていてもパワーはそのまま。そこに気づけなかった」
直線入り口では押し切れると感じさせたリオンディーズだったが、鞍上のイメージほど伸びがない。弥生賞ではコーナーを回ってすぐに馬自身が替えた手前がなかなか替わらなかった。
「あの馬は本来すごく手前を替えるのがうまい馬なのですが。皐月賞は『あれ? あれ?』という感じで、少し慌てました。後ろからエアスピネルとサトノダイヤモンドも伸びてきている。併せ馬にしようとエアスピネルの方に寄せようとして、やっと手前を替えたと思ったら、今度は急に外に動いて、迷惑をかけてしまいました。サトノダイヤモンドがエアスピネルのすぐ外にいなければ、いつもの(武)豊サンなら避けられるとは思うんですが、それでもこちらの動きが急だったのは確か。リオンディーズもさすがに消耗していたと気づきました。やっぱり、ボクの乗り方が『バカ』でした。迷惑をかけた皆さんや、応援してくれたファン、それから状態をすごくいい具合に仕上げてくれたスタッフにも申し訳ないことをしました」
となると、再び極限状態での攻防が予想されるダービーでも、その不安が出てしまうのではないかという疑問が浮かぶ。ましてやキャリア初の左回りだ。しかし、「それは逆です」とデムーロは不安を一蹴する。
「手前を替えたときに外にもたれたのは、バランスが悪いからではなく、あのレースはそれだけ消耗していたからです。例えば、ドゥラメンテは少し右回りで気を使わないといけない部分があります。でも、リオンディーズはそういった部分はありません。ですから、初めての左回りも問題ないと思います。
あとはとにかくフットワークの大きな馬なので、広いコースの東京に変わるのは絶対にプラス。切れはないですが、伸び脚は今の現役ではナンバーワン。もしかしたら、直線の長い東京なら、坂を上ってから、今まででは見せなかったもうひと伸びがあるという期待もあります」
リオンディーズは幸いにして皐月賞後のダメージも少なく、2週前、1週前とデムーロを背に追い切りを行なった。その手応えのよさに、デムーロも改めてダービーでの巻き返しを確信したという。
「先週、先々週と追い切りに乗りました。すごくいい感触で、皐月賞で負けたイメージが全部吹き飛ぶほど元気でした。今度はミスできません。あとはダービーまで自分がいいリズムでいられるように、それまでのレースで気分を上げていきたいです。今度は強い風が吹いても、自分の追い風にしたいですね(笑)」
今年のダービーはデムーロ自身3勝目、さらに連覇がかかる。皐月賞で先着を許した3頭の鞍上3人はいずれも日本ダービー未勝利。“ダービーの勝ち方を知る”デムーロの執念がリオンディーズに届けば、捲土重来は十分にあるはずだ。

引用:土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu  村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

私も、リオンディーズは、強い馬だと思っています。あの強風の中、あれだけのペースでレースを引っ張り、あわや抜け出すのかと思えたのですから。
今回の日本ダービーで、その結論が出るはずです。
人気がないのなら、単勝勝負もありかと思っています。
みなさんは、どのようにお考えですか?
まだまだ考える時間は、たくさん残されていますので、しっかり悩んでくださいね。

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投稿者:

ハイブリッドウイナー開発委員会

2016年にハイブリッドウイナーを開発。調教・騎手・レース・期待値から、HW値を導き出すことで、穴馬から本命まで、幅広く軸馬を見つけ出すことができるようになりました。みなさんと一緒にこのハイブリッドウイナーを使って、ワクワクした週末をぞんぶんに楽しみたいと思っています。

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